設立趣旨
八ヶ岳蕎麦切りの会は2005年有志の市内そば店店主らによって、「地元産の玄蕎麦を使った手打ちそばの会」として設立されました。
当時、ライバル同士の同業のそば店が利害関係抜きで目的を一つに手を組むという事例は珍しいことでした。現在、茅野市内を中心に6店舗加盟しております。
会長挨拶
八ヶ岳蕎麦切りの会 会長
宮坂 新一
八ヶ岳蕎麦切りの会 三代目会長、宮坂です。
皆さん”長野県 茅野市”と聞いて何を思い浮かべますか?八ヶ岳・蓼科・ビ-ナスライン・寒天の里・国宝土偶の縄文のビ-ナスと仮面の女神あたりでしょうか?
それらと同様に八ヶ岳西麓は標高が800m~1000mあり、高原の冷涼な気候と日照時間が長い事、昼夜の気温の寒暖差が大きいなどと蕎麦の栽培に適した地域であり、県内でもトップクラス生産量を誇る地域です。
会の設立時は、現会員の先代の方々が中心となり活動しておりましたが、現在は二代目の若手が中心となり活動しております。
私達は各々の店を経営する傍ら、蕎麦生産者や行政・関係機関と連携し諏訪大社上社「新そば献納祭」への蕎麦打ちの儀奉納・茅野市新そば祭への出店協賛の活動をしつつ、その昔諏訪高島藩から将軍家に献上された、茅野市の厳寒な気候を利用して作った幻の「献上寒晒しそば」の製法を受け継ぎ、寒晒しそばの仕込み・材料となる玄蕎麦の栽培も会員で手掛けています。
また、異業種とのコラボ「蕎麦と酒」をテ-マに地元の酒蔵元でそば店を開き、新酒と一緒に八ヶ岳西麓産の新そばを販売。信州のアンテナショップ銀座NAGANOにて茅野の凍みの食文化をテ-マに、地元の食材と献上寒晒しそばのPRなど多岐活動しております。
四季を通じて折々の自然や景観・歴史・人々の魅力満載の茅野市。お越しの際は是非!私達
【八ヶ岳蕎麦切りの会加盟店】へのお待ちしております。
会の沿革
2002年 「八ヶ岳蕎麦切りの会」設立。
2003年 NHK「たべもの新世紀」にて当会が紹介される。
2005年 諏訪大社上社にて、第一回「新蕎麦献納祭」を神楽殿・幣拝殿にて開催。 (以降毎年催)
第一回諏訪大社上社「新そば祭」を、茅野市民館イベントスペ-スにて開催。 (2010年終了)
茅野八ヶ岳そば振興会議され、当会も参画。
2007年 第一回「献上寒晒しそば祭」開催。 (以降毎年開催)
2011年 第一回「茅野市新そば祭」JR茅野駅前にて開催。 (以降毎年開催)
2015年 会員店販売用の、”献上寒晒しそば”の独自生産を始める。 (以降毎年生産予定)
2016年 生産者協議会の協力により八ヶ岳蕎麦切りの会で畑をお借りして、寒晒しそば用の玄蕎麦栽培を
開始。無事収穫を終了。 (以降毎年栽培予定)
諏訪を代表する酒造会社である、宮坂醸造【真澄】様との「新酒あらばしり」と新そばのコラボ祭
として宮坂醸造様敷地内”松の間”において一日限定そば屋「真澄庵」をOPENし、茅野市産の新蕎麦
と諏訪後山産の辛味大根を使った「辛味おろしぶっかけ蕎麦」を販売。 (以降趣向を変え毎年開催
予定)
2017年 東京中央区にある「銀座NAGANO」において、茅野市産蕎麦・寒晒し蕎麦・茅野の凍み食文化のPR
として、セミナ-形式による説明会と、寒晒し蕎麦と調理した凍み食品(寒天・凍み大根・凍り豆腐
凍り餅)の試食会を実施。 (以降毎年開催予定)